お見合いパーティー体験小説 MAX clip
コンビニで癒されてる場合じゃない
「せっかくの大型連休といっても結局休養日かぁ。なんかつまらん人生送ってるのかなぁ。」仕事のない日は特にそう感じる。30歳に近づくにつれよりリアルに将来を想像してしまう。先を考えるのが怖かった。「そういえばここ3ヶ月くらいどこにも遊びにいってないな。近くのコンビニとかショッピングセンターぶらつくくらいしかしてないや。」「ええ若者がこれではアカンよなぁ。」「なんか寂しい週末やわ」「コンビニで立ち読みでもしてこよう」「せめて
最近の街の流れとかに遅れないようにしとかないとね」
学生のころから『ぴあ』を愛読しているので迷うことなく手に取った。ページ横の読者投稿を読むのがたまらなく好きだった。くすくすくす。やっぱり面白い。ページを読み進めていくとお見合いパーティー告知に目がとまった。
「あれ?ふーん、こんなんやってるんか。へー。でも僕には関係なさそうやなぁ。これも少子化対策とかと関係してるんかな?」「彼女かぁ。正直いてくれたらこんな休日にはなってないかもなぁ。仕事以外で女性と話すなんてここのコンビニのアルバイトの谷さんくらいやもんなぁ。」一応名前はチェックしている。それだけだが。
いつも明るく接してくれる彼女の声を聞くだけで実際元気が出る。というより何かが心にしみてくる。ストレス社会だなぁとこういうときに実感するね。もし、谷さんが彼女なら素敵だと思うけど今のこの距離で十分だ。営業スマイルだから癒されるのかもしれない。そう思うと寂しくなってきた。『ぴあ』に視線を戻す。「・・・・ちょっと行ってみようかなぁ。」
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