お見合いパーティー体験小説 MAX clip
何がきっかけになるかわからないもの
そこには育児と仕事を両立させるシングルマザー奮闘記が書かれていた。実際よく見かけるタイプの個人日記だが、仕事が少し風変わりだったので目に付いた。カップリングパーティーのシステムスタッフらしい。いわゆる裏方さんだ。自宅で赤ちゃんが寝ている間にオンラインで割り当てられた仕事をこなしているとか。時間との戦いですと締めくくられていた。
「へー、そんな働き方ってあるんやなぁ。」あ、ここか。こんなとこで本当に出会いとかあるんかなぁ。「でも今は赤ちゃん体操やわ。ええと・・・。」
これが最初のきっかけだったように今では思う。
場所ここであってるんかな?「あのー。」「あ、いらっしゃいませ。パーティーご参加のお客様でしょうか?」「ああ、はい。そうですが。場所ここであってるかなぁと思いまして。」「はい。ありがとうございます。こちらが会場となっておりますがあいにくとただいま準備中になります。申し訳ございませんが15分後にご来場いただけますか?」「ああ、はい。すみません。」
あーびっくりした。そっかまだ準備中か。開催時間間違えたかな?でも遅れるよりはいいか。さて、少し時間つぶさなきゃ。こういうときってどうしたらいいんかなぁ。あたしなんかやる気満々みたいやん。ちょっと恥ずかしいわ。どうしようか、とりあえずお化粧直してこよう。
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